道州制によるデメリット
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008092601000647.html
全国町村会が道州制に断固反対 自民党に要望書提出
全国町村会(会長・山本文男福岡県添田町長)は26日までに、市町村合併を進めた結果、町村の機能が低下したとして、これ以上の合併推進につながる道州制の導入に「断固反対である」と明記した要望書を自民党に提出した。
全国知事会や全国市長会などの地方6団体のうち、道州制導入に明確な反対の意思表示をしたのは全国町村会が初めて。
要望書は、全国で画一的に市町村合併を推進した結果、地域振興などを担う役場の機能が低下したと指摘。日本の文化や地理的事情を考えても、現在の都道府県の維持が望ましいとしている。
町村会によると、全国10数カ所の合併市町村で住民らに実施した聞き取り調査では、合併の成果よりも「行政と住民の距離が遠くなった」「道路整備など事業計画の大幅変更を迫られた」といった弊害を指摘する声の方が多かったという。
町村会幹部は「合併の目的だったはずの地方分権は一向に進んでいない」と指摘、「これ以上合併を進めるべきではない」と話している。
共同通信 2008/09/26 16:56
ようやく地方団体から反対の意見が出た。世論調査では大多数が反対である*1。そもそも不必要なのだ。
しかし、麻生総理は推進派である。*2多分今の状況ではやらないだろうが、ぜひとも今後もやらないでほしい。
○合併の失敗例(特定地域への利益誘導、競艇の金は公園へ)
合併の典型的な失敗例は倉敷市と旧児島市だ。ストロー効果によって児島の経済が停滞したと江田けんじはいうが*3、大間違いだ。
児島は合併前までは児島競艇の収益金で財政は豊かだった。しかし、倉敷市と合併後、その財政を玉島や倉敷へつぎ込まれた。結果、玉島は玉島ハーバーアイランドや新幹線の停車駅を持ち、倉敷はチボリ公園ができ、駅前の山にはトンネルが作られた。そのトンネルにはこう書かれているらしい。「競艇の収益金で作りました」と。もちろんこのトンネルの先にも後にも児島はない。
更に、由加山と言う山があるのだが、ここがちょうど隣の玉野市との境になっている。ここの境だが、始めてきた人でもすぐ分かる。なぜか?それは、玉野市からの緩やかなカーブの坂道を越えれば、児島へのスネークロードが待っているからだ。勿論起伏も激しい。しかも、この道を学生が通学しているのである。
よしそれじゃあ、文句を言おうと倉敷に行く為電車に乗る。すると岡山市へ到着する。
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『俺は倉敷へ行こうと電車に乗ったら岡山に着いていた』
な… 何を言ってるのかわからねーと思うが、俺も何をされたのか分からなかった
頭がどうにかなりそうだ(AA略
とまあ、同じ倉敷市でありながらいったん岡山に出なければ着かないのだ。ただ、こればっかりは採算の問題も有るのでひとえに批判は出来ないが。
しかし、車で行くにも山を越えなければならない。もちろん整備はされてない。水島や郷内方面から迂回すれば、幾分かはましではある。
と、このように児島は競艇の収益金を取られるだけ取られて、発展からは取り残されてしまったのだ。
更に追い討ちを掛けたのが、繊維の海外生産だ。安い人件費を求めて、中国で生産を始めた為、繊維産業が主要の児島の衰退を加速させた。
そして、とどめは規制緩和による大手スーパーの進出だ。どこぞの政党はCMで商店街云々~1を言っているが、商店街を潰したのは間違いなくジャsuk、大手スーパーだ。
こうやって衰退した児島に仕事は少ない。そもそも、人の増減は雇用によって決まる。仕事が少なくなれば、人が少なくなるし、仕事のあるところへ移るのは当たり前である(高度経済成長期の頃の人口流出入を見よ)。決して、交通網が整備されたから減ったのではない。
また、交通網を整備しなければ、運送代などのコストがかさむのだから、それこそ都市部へ移転しなければならなくなる。それに、いつもいつも都市へ遊びに行く人などいない。
○細かい地方行政が必要
今後平成の大合併によるひずみが生まれてくるだろう。しかし、市民はその声を反映させれない。なぜなら少数だからだ。選挙は多数決だ。結果、多数のところが更に良くなり、少数のところは衰退する。
道州制を導入すれば、このような事例が県単位、市町村単位で起きるのではないだろうか?だからこそ考え直して欲しい。
出典
*1 http://ja.wikipedia.org/wiki/日本の道州制論議
*2 www.aso-taro.jp/lecture/2008_3voice.pdf
*3 http://www.eda-k.net/activity/shitsumon_048.html
瀬戸大橋(自動車道を含む。)の岡山県側の起点・倉敷市児島地区も、同様の理由で、当初の期待に大きく反し、著しく衰退したと言われている。人口減や通行量の激減による駅前商店街の「シャッター通り」化、土地区画整理事業の売れ残り、地場産業の繊維業の衰退等である。一方の起点・香川県坂出市も同様の状況という。
(1) 政府は、今の倉敷市児島地区の現状を、どう認識しているか。言われているとおりの実態を認めるか。
(2) この児島地区の現状は、どのような要因でもたらされたと政府は考えるか。瀬戸大橋による「ストロー現象」が、その大きな要因ではないのか。認めないなら、その理由如何。
参考

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