市場原理を尊重するならベターな政策じゃないか?
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2008122502000222.html
『定額給付金撤回を』 渡辺元行革相 再び造反も
自民党の渡辺喜美元行革担当相は二十五日午前のTBS番組で、二〇〇八年度第二次補正予算案に盛り込まれた定額給付金に関し「定額給付金は評判が悪い。国会審議の結果、(補正予算案の)修正があってもいいではないか」と述べ、撤回すべきだと主張した。
民主党は年明けの通常国会に、定額給付金をやめて、この財源を雇用対策などに振り向ける補正予算案修正案を提出する方針。民主党提出の衆院解散決議案に賛成したのに続き、渡辺氏が補正予算案採決でも造反する可能性が出てきた。
渡辺氏はテレビ朝日番組でも、定額給付金について「二兆円も使うなら、別の使い方があるのではないか」と述べた。
東京新聞 2008年12月25日 夕刊
記事は古いが、この記事の方が論評しやすいので。
まず、別の使い方というのが分からない。ここは消費税の増税を批判して、給付金の増額(10倍程度)を言うべきだろ。
たしか彼は上げ潮派の人間で、上げ潮派の人間は市場原理を尊重しているはず。なら、なぜこれほど市場原理に即した政策に反対するのかが分からない。
定額給付金は確実に消費へ回る。貯蓄へ回るといわれているが、みんながみんな必需品を買うわけではない。
それに、この給付金によって消費された商品というのは、需要期待が高い商品であるわけだ。(なぜならば、期限内に何か買えといわれて買った商品であるから。そのような条件下でいらないものを買う人もいないだろう。)だからその市場原理に則って、この需要期待の高い商品を作る会社に対し、金融機関は融資を行うだろうし、投資家も投資を行う。
逆に、目的を持って支出をすれば、それは政府の介入なのだから市場原理もへったくれもない。
本来は、額が少なすぎて需要期待の高い「高額商品」が分からないという批判や、増税を匂わせたせいで、消費者の行動が制限されるという批判であるべきだ。
それに、マネーサプライを増やしたとしても、例えばそれを金融機関に入れることが、あれだけ「銀行だけ助けるのか!」として批判されたのを忘れたのだろうか?
彼が、別の使い方があるというのならそれこそ対案を出してもらいたいものだ。


コメント